061【Specialist Column】by長井美有紀『ノーベル医学賞「体内時計」の元祖、「時間栄養学」から見るヘルス&ビューティーを予測』

先日、食品業界展示会の専門セミナーを聴講してきました。かなり専門的(学術的)な内容でしたが、機能性表示食品の未来を明るくするものとして期待できそうです。
今回は、ヘルス&ビューティーの視点でどう作用していくのかも考察します。

少し前にノーベル医学賞を受賞した「体内時計」がニュースでも話題になりましたが、実は講義のテーマである「時間栄養学」というのが元祖になっているとのこと。体内時計についても冒頭説明がありましたが、簡単にまとめると、遺伝的・社会的・環境的・・・など様々な要因や食事の内容によって”時差ボケ”を起こすことがあり、それによって健康を害する恐れがあるということです。また研究段階のものもありますが、いつ摂取するのが効果的かどうかを知ることができるので、機能性表示食品への利用ができないかというお話です。また時間栄養学以外にも、時間運動学というのものがあり、健康維持のために運動をするときいつが効果的かというのも知ることができるようです。

個人的には、たんぱく質の摂取タイミングと量についてと、コーヒー(カフェイン)の摂取タイミングについてが興味深いお話でした。

たんぱく質は、私も座談会やコラムなどでお話しているように、現代人は朝のたんぱく質摂取量が少なく、大半が夕食にかけて量が増える傾向にあります。本来均一に適切な量(1日に必要な量を1/3ずつにするなど)を摂取するのが望ましいですが、今よりも朝~昼にたんぱく質の比重を置いていくことが重要です。夕食や夜食に多くたんぱく質を摂ると、本来活動しない時間帯になるのでその分は“ムダ”だそうです。さらに言えば、健康的な状態でのダイエットでは特に注意しなければなりません。
最新の研究では、植物性たんぱく質の摂取は、寿命を長くするという研究結果もあるようで(参考:New Hope)、朝~昼にかけて、良質なたんぱく質を摂るようにすると良いかもしれません。

ビューティーフードでもあるコーヒーはいつ摂取したらよいかということが、この時間栄養学からわかりました。朝~午前中に摂るのが望ましく、午後以降はカフェインが少な目の飲み物を飲むのが良いとのこと。午後以降に飲むと、体が時差ボケを起こすといいます。つまり、”朝一杯のコーヒー”が理想というわけですね。

美容専門家として気になるポイントでは、美容的視点でのビタミンやミネラルの摂取のタイミングです。実は、この点の研究論文は存在しないそうですが、学者によっては言及している場合があると言います(『ビューティーフードIQ120』のテキストでは、この部分を書かせていただきました)。そもそも、機能性表示食品で表示できる部分には、美容的視点はありません。今後、ビューティーフードや“スーパーフード”をはじめとした美容フードでも、さらに美によった解明がされることを期待してやみません。




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