057【Specialist Column】by長井美有紀「インナービューティーの先進国から最新トレンドをアナライズ!:スーパーフード・キヌア、コラーゲン、グレインフリー」《Beauty Food》

“スーパーフード”をはじめとしたインナービューティーへの盛り上がりは、日本のみならず、先進国でもトレンドとなっています。新しい機能性成分として、様々な素材や成分が改めて注目されています。インナービューティーの先進国といえば、アメリカ。今日は、アメリカの最新トレンド情報から、オススメポイントを厳選してご紹介します。

(キヌアイメージ写真)

小麦代替品としての「キヌア」

アメリカでは、小麦の代替品としてもブームとなっているキヌア。日本では、食物繊維が豊富という点から、俗にいう“スーパーフード”の代名詞的な存在にもなりました。
実はキヌアは、元々2000年代初頭に南アメリカ地域でトレンドだった食材です。こういった“スーパーフード”と呼ばれているものは、南米から北米(アメリカ・カナダ)への輸出展開によってさらにメジャーになっていきます。そういった意味では、アメリカは“スーパーフード”のトレンドセッターといえるのかもしれません。
キヌアに関していえば、その後先進国を中心に広まり、国連のFAOが、2013年は世界的にキヌアの年であったと分析しているのは、個人的にも興味深い点です。日本には“スーパーフード”元年の2015年から2016年にかけてがピークとなりましたね。
キヌアについては、糖質を抑えられるという点やグルテンを摂りたくない方にとっては魅力的な食材ですが、バランスを考えた効率的な摂取が望ましいです。


新しい機能性成分としてコラーゲンに注目

日本ではすでに定番のコラーゲンは、コラーゲンドリンクなどビューティーの要素では摂りいれられてきましたよね。アメリカでは、サプリメントとして以外で改めてコラーゲン製品(コラーゲンを含む食材や製品)に注目が集まっています。タンパク質や良質な脂質摂取のためのビューティーフード、ということです。
この流れもある中、日本でも、コラーゲンは今やインナービューティーほか、健康維持・増進、疾病予防の要素もあるとも言われ、日本では新しく主要栄養素の一つになるのではとの呼び声も高いです。また、これまでのコラーゲン製品だけなく、いかに効果的にコラーゲン摂取が可能になるか、というのも今後期待するポイントです。


グルテンフリーやグレインフリーが人気!

俗にいう“スーパーフード”を含む、ビューティーフードにはグルテンフリーやグレインフリーという文字を目にすることがありますよね。最近では、認証格付けも始まったものもあります。
グルテンフリーはもはやお馴染み。グレインフリーとは文字通り、穀物不使用:小麦・大豆・トウモロコシ・米・大麦などが入っていない という意味です。いわゆる“炭水化物”/“糖質”抜きというものにある意味近いです。(ただ、野菜などにも炭水化物が含まれているものがあるので、これらの穀物の摂取を辞めたからといって、完全フリーになるとは限りません。)
アメリカでは、グルテンフリーやグレインフリーの食材がブームで、こういった食習慣がヘルシーであり“自分に合っている”と思う層が増えています。ヘルシーなマメ類(植物性でリッチなたんぱく質)とともに、グレインフリーなスナックやパスタ、調味料などを求めているようです。
日本人は、元々穀物を主食とする民族です。グルテンフリーはもとより、グレインフリーというのは受け入れがたいかもしれませんが、過度な炭水化物・糖質抜きはお勧めしません。適切な栄養摂取が大切ですね。



キヌアなどの“スーパーフード”やコラーゲン、グルテンフリーなどは、私が執筆した「ビューティーフードIQ120検定」のテキストにてさらに深く解説しています。
気になる方は是非チェックしてみてください。


出典:New Hope














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